【多磨霊園】三島由紀夫のお墓を訪ねて|昭和文学を代表する作家の眠る場所

目次

三島由紀夫|昭和文学を代表する作家の眠る場所

三島由紀夫とは

三島由紀夫(1925-1970、本名:平岡公威)は、戦後日本を代表する小説家・劇作家・評論家です。代表作に『金閣寺』『潮騒』『仮面の告白』などがあり、戦後文学の中心人物として国内外に大きな影響を与えました。また、演劇や映画にも精力的に関わり、その華麗で挑発的な生き方は、没後50年以上経った今も語り継がれています。
1970年11月25日、市ヶ谷駐屯地で割腹自決した事件は日本中に衝撃を与え、彼の名をさらに伝説的なものとしました。

1970年11月25日、三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地・総監室前のバルコニーで演説する姿。この直後、総監室に戻り自決を遂げました。

お墓の場所(区画)

三島由紀夫(平岡家)のお墓は、多磨霊園 10区1種13側32番 にあります。園内の標識を頼りに進むと比較的わかりやすい位置にあり、広々とした区画に立派な墓碑が建てられています。

「10区1種13側」と書かれた案内標識が目印です。
三島由紀夫(平岡家)のお墓区画まで墓地参道が整えられ雑草が除去されています。

お墓の特徴

墓石には「平岡家之墓」と刻まれており、三島由紀夫を含む平岡家一族の方々が祀られています。

墓所は広々としており、正面の参道から石段を上がると大きな墓碑が正面に構えています。脇には霊位標が設置され、戒名や没年月日が刻まれています。

植木も手入れされており、周囲にはシンボルのように樹木が並び、静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。文学者の墓としても有名で、参拝者が絶えない場所です。

参拝者による榊と缶コーヒーが墓石に置かれていましたが、植木は完璧に整えられ、一本の雑草も生えていませんでした。墓地参道の雑草も除去され、しっかりと管理されていると思われます。

実際の訪問の様子

写真からも分かる通り、墓所はとても整然としており、正面に立つと圧倒される存在感があります。

  • 墓碑正面:「平岡家之墓」の文字
  • 脇の石碑:「霊位標」には戒名が刻まれている
  • 周囲には丸く剪定された植木や石が配置され、落ち着いた雰囲気

三島由紀夫の本名は平岡公威です。霊位標には戒名「彰武院文鑑公威居士」も刻まれていました。

文豪の墓らしく、威厳を感じさせる区画となっています。

まとめ

三島由紀夫は、その文学作品だけでなく、劇的な生き方と最期によって、今も多くの人々の心に強い印象を残しています。多磨霊園の墓所は、そんな彼の人生を振り返る静かな場所であり、文学ファンや歴史愛好者にとって一度は訪れたいスポットです。

多磨霊園を訪れる際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

👉 関連記事

🔗岡本太郎のお墓を訪ねて📌

🔗江戸川乱歩のお墓を訪ねて📌

🔗岸田劉生のお墓を訪ねて📌

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次