江戸川乱歩のお墓を訪ねて｜多磨霊園 文豪の静かな眠り
江戸川乱歩とは？
推理小説の大家として知られる江戸川乱歩（本名：平井太郎）は、日本の近代ミステリー文学の礎を築いた人物です。明智小五郎や怪人二十面相など、今なお愛されるキャラクターを生み出した彼の作品は、世代を超えて多くの読者に読み継がれています。
江戸川乱歩の創作した架空の大怪盗。怪人二十面相。
多磨霊園にあるお墓の場所と特徴
お墓がある『26区1種17側6番』は多磨霊園の表門から800メートルほど西へ進んだ場所にあります。浅間山へと続く斜面の途中にあり坂道を少し上ることになります。
自然に囲まれた静謐な一角に佇む墓所は、石碑や玉砂利が整えられており、彼の偉業を静かに讃えているようです。墓石には「平井家之墓」とあり、家族とともに眠っていることがわかります。
傍らの碑には「江戸川乱歩墓所」と刻まれ、その筆跡は彼自身のもの。彼の文学的な足跡が、そのまま墓所にも表現されています。
石碑に刻まれた一文の意味
「江戸川乱歩墓所」と刻まれた石碑の裏面には以下のような文字が刻まれています。
表面ノ書体ハ父乱歩生前ノ自署ヲ模刻シタモノデアル
まさに乱歩の「自筆による終焉の証」がここにあり、文学ファンにはたまらない見どころとなっています。
文豪を偲び、手入れされた墓域
墓所周辺には、丁寧に手入れされた植栽と整然と並ぶ石碑が印象的です。とはいえ、夏の雑草は伸びやすく、お墓まわりの草取りや清掃はこまめな管理が求められます。
「たまのや」では、このようなお墓の清掃・お参り代行も承っております。ご高齢で現地に行けない方、遠方にお住まいの方に代わり、心を込めてお墓を整え、お花とお線香をお供えいたします。
まとめ
江戸川乱歩の墓所は、文学史に名を刻んだ巨匠の静かな眠りの場であり、今も多くの人が訪れる場所です。
多磨霊園の緑に包まれたその一角は、まさに「乱歩ワールド」の終章とも言える風情をたたえています。
お墓参りが難しい方は、ぜひ「たまのや」のお墓清掃・代行サービスをご活用ください。ご先祖さまや大切な方への想いを、心を込めてお届けいたします。
